多分最初で最後のピュアガソリンの718の試乗。
先日のことですが、ポルシェセンター みなとみらいのご厚意で素敵なオファーを受けることができました。そのオファーとはポルシェ 718 ボクスター Sを数時間程度、お借りできることでした。
718 ボクスターに関してはSモデルを昔に同じセンターで試乗させていただく機会があり、運転することがありましたが、今回はそのモデルを数時間も運転できる大変、貴重な体験のオファー。そのオファーを断ることは、自分自身にとって絶対にあり無いので、「ぜひ!お願いいたします!」とお伝えいたしました。
今回、試乗したモデルはMYは2023年でしょうか。ボディーはグレー系に、内装は赤とオシャレな仕様。しかも借りることができた日は前日の雨が上がり、運が味方に付いてくれて青空に出会えました。
晴れの日にオープンカーを借りられるということは、もう運転を心底から楽しめる!気候そのものです。
筆者である私はオープンカーには強い憧れがあるのですが、ボクスターは当たり前のことながらオープンカーなので、頭から上の屋根は無く、スッキリ。シートに座り、運転席から見える世界は一般的な車とは大きく違って、開放感そのもの。風を感じると言えばキザな言葉となってしまいますが、本当にそれを感じられそうな爽快感と、運転する楽しみも交じり、本当に最高時間を味わえます。
(※まるで車に対して素人感のあるようなコメントとなりますが、何卒ご容赦ください)
ボクスターのベースモデルである2リッターターボの方は試乗する機会が無かったのですが、2.5リッター ターボから生まれる350馬力のパワーを体感できた2回(今回と過去の合計です)の経験は刺激的でした。
ボディが軽量で、また高出力なエンジンなので、軽くアクセルペダルを踏んだだけで、グッと加速していくのは驚きと、少しの怖さ、そして快感と色々な感覚が同時にめぐってきます。加えてシフトダウンしてから、少し加速をするとヘッドレストに頭を打ってしまうほどの加速力で、心地いいエキゾースト音も聞こえてきて、ステアリングを握りながら笑ってしまいます。(最高と言う意味で笑う感じです)
もちろんのこと、ブレーキは安心して踏めるという表現が似合うほど、本当によく効いて止まってくれます。このブレーキに関してはポルシェがすごく拘っていることを感じられます。所有しているパナメーラもあの大きさで車重も重く、そして21インチが装着されているにもかかわらず、止まってくれます。
走るだけが楽しみではなく、確実に止まれるブレーキ=ストッピングパワーを備えているところは抜かりなく、走って、止まって、非日常を感じられて、またポルシェと言うブランドに触れられる、または所有できる喜びなど、スキが無いこの感覚はポルシェが多くのユーザーから支持され、愛させていると実感できるところです。
これから先、ポルシェもマカンを封切りにEV化/電動化へ加速していき、このようなピュアガソリンを持つモデルは少しずつ淘汰されていきます。EV化へ進む世の中ですが、泥臭い古い感覚を持ち合わせている筆者にとっては、中古車で十分/満足できるので、まだエキゾーストを聞きながら、走る楽しみを見出していきたいと思います。
店舗情報
ポルシェセンター みなとみらい 認定中古車センター
住所:〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-5-1
【ニトリ/BMW/MINIなどが入っているプライムギャラリーの建物内】
Instagram:@porschecenterminatomirai
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